
こんにちは♪ インストラクターの「おけいさん」こと土橋桂子です。
70歳を越えたおけいさんが皆さんにお届けするコラムです。
その名も『Grandma’s column:Beside you♪』(ばあばのコラム:あなたの味方)
どうしてタイトルが英語かというと、おけいさんは緑色のフクロウさんと一緒に英語の勉強をしているからです。まぁボケ防止ですけどね(^^♪
月に二回のペースでお届けしますので、お読み頂けると嬉しいです。
イライラの正体を探ると、解決の糸口が。
私たちは日々の暮らしの中で、ついイライラしてしまうことがあります。
「なんで言ってもわからないの?」
「どうして同じことを繰り返すの?」
そんな気持ちが積もると、相手に対して腹を立ててしまいがちです。
でも、よく考えてみると…そのイライラの奥には、「こうなってほしい」という“自分の望み”が隠れていることが多いのです。
「戻してほしい」が「相手への注意」になっていませんか?
たとえば、家の洗面所。
使った化粧品がいつも置きっぱなしになっている。
「使ったら元の場所に戻して!」と何度伝えても、変わらない。
そんな経験はありませんか?
ここからは我が家の実例です。
私も以前、同じようにイライラしたことがありました。
でもある時ふと、私が求めているのは「化粧品が元の場所に戻ること」
それは「夫を注意することとちょっと違う」と気づいたのです。
そこで、“どうすればこの化粧品は元の場所に戻るのか?”と考えた結果、化粧品のフタに小さなメモを貼りました。『元の場所に戻してね♪』と、柔らかい言葉で。
すると予想したとおり、化粧品が元の場所に戻るようになったのです。
イライラがなくなっただけでなく、相手との空気までやさしくなりました。

もうひとつ我が家の実例を、それはトイレの灯りの話です。
「電気、つけっぱなしだったよ!」と何度言っても、なかなか改善されない。
それどころか、相手から『自分だってつけっぱなしの時があるじゃん!』と言われる。
そうなんです。消し忘れるのは私も同じ。そのたびにモヤモヤ……。
これも洗面所の例と同じですよね。
私が求めているのは「注意を聞く相手」ではなく、「灯りが消える状態」です。
人を変えるのではなく、仕組みを変える!
この考え方は、家庭だけでなく職場でも役立ちます。
たとえば、部下が報告を忘れてイライラしてしまう上司。
「ちゃんと報告して!」と何度言っても直らないのでイライラはつのるばかり。
この場合、上司が求めているのは「部下が言うことを聞くこと」ではなく、
「必要な情報がタイムリーに共有されること」なのではないでしょうか。
そうと分かれば、そのための仕組みを考えていきましょう。
“必要な情報がタイムリーに共有されるためには、どうすれば良いのか?”
より確実&迅速&シンプルな仕組みを職場全体で考えていくことで、チームとしての力もきっと高まります。
イライラは“相手を変えよう”とする時に強くなるもの。
ちょっと視点を変えて、“自分ができる工夫”に目を向けると、驚くほど空気が変わります。
小さな工夫で、日々のイライラを減らすことができると私は思っています。
そこで考えます。“どうすれば灯りが消える状態になるのか?”
答えは簡単!「人感センサー付きの電球に替えればいいじゃん♪」です。
そう考えて電球を取り替えたところ、灯りの消し忘れでイライラすることはなくなりました。
「言っても変わらない」と愚痴を言うよりも、「工夫で変える」方が、ずっと穏やかで簡単でした。
職場内の「イライラ」にも、同じ構造のものはありませんか?
「人を変えるのではなく、仕組みを変える!」
この考え方は、家庭だけでなく職場でも役立ちます。
たとえば、部下が報告を忘れてイライラしてしまう上司。
「ちゃんと報告して!」と何度言っても直らないのでイライラはつのるばかり。
この場合、上司が求めているのは「部下が言うことを聞くこと」ではなく、
「必要な情報がタイムリーに共有されること」なのではないでしょうか。
そうと分かれば、そのための仕組みを考えていきましょう。
“必要な情報がタイムリーに共有されるためには、どうすれば良いのか?”
より確実&迅速&シンプルな仕組みを職場全体で考えていくことで、チームとしての力もきっと高まります。
イライラは“相手を変えよう”とする時に強くなるもの。
ちょっと視点を変えて、“自分ができる工夫”に目を向けると、驚くほど空気が変わります。
小さな工夫で、日々のイライラを減らすことができると私は思っています。
自分の「求めること」を考える
イライラした時こそ、自分に問いかけてみてください。
「私は今、何を求めているんだろう?」
「相手を変えたいのか、それとも状況を変えたいのか?」

求めていることが「人」ではなく「状態や状況」だと気づいたとき、きっと自分にできることが見えてきます。
相手に文句を言うより、自分ができることを探す。
それが、“味方のスタンス”で生きるコツです。

