こんにちは♪ インストラクターの「おけいさん」こと土橋桂子です。

70歳を越えたおけいさんが皆さんにお届けするコラムです。
その名も『Grandma’s column:Beside you♪』
(ばあばのコラム:あなたの味方)
どうしてタイトルが英語かというと、
おけいさんは緑色のフクロウさんと一緒に
英語の勉強をしているからです。
まぁボケ防止ですけどね(^^♪
月に二回のペースでお届けしますので、
お読み頂けると嬉しいです
なぜか疲れる会話の正体
この人と話していると、
「間違ったことを言っているわけではないのに、少し疲れる。」
そんな経験はありませんか?
相手はきちんと話しているし、内容ももっともです。
それなのに、会話のあとにどうしても窮屈さが残る。
その背景にあると考えられるのが、
断定表現とクローズドクエスチョンの重なりです。
今回はその理由を3つ、
おけいさんなりに考えてみました。
最後に、お奨めの言い換え例もお伝えします♪
言葉の説明
断定表現とは、
『もの』・『こと』に対してはっきりとした判断をし、
それを言い切る表現のことです。
『クローズドクエスチョン』とは、
答えが「はい」か「いいえ」に限られる。
あるいは、提示された選択肢の中から答える質問のことです。
早く答えることができる一方で、答えが限定されるという特徴があります。
1. 考える前に、答えが置かれている感じ
「〜です」
「〜に決まっています」
「〜すべきです」
断定表現は、
“話が分かりやすい”と
聞き手が感じやすい方法です。
新入社員研修とかでも「はっきりいう」という事で習う方もいるかもしれないですね。
ただしそれが続くと、会話の空気が少し固まってしまいがち。
そこに
「ですよね?」
「〜ですよね?、違いますか?」
といったクローズドクエスチョンが重なると、
聞き手はこう感じがちです。
「もう結論は決まっているのかな…」
「自分の考えは言いにくいなぁ…」
人は考えながら揺れたり、
途中で迷ったりする時間がないと、
知らず知らずのうちに
息苦しさを感じるようです。

2. 気持ちが「はい/いいえ」に追い込まれる
クローズドクエスチョンは、
確認や整理にとても便利な質問です。
一方で、あまり続くと
答えが二択になりやすいため、
考えや会話が広がりにくくなります。
「賛成ですか?、反対ですか?」
「合っていますか?、違いますか?」
しかも断定表現が前にあると、
「否定したら場の空気が悪くなりそうだなぁ…」
「違う意見を言うのはちょっと勇気がいるなぁ…」
そんな気持ちが生まれやすくなると、
私は思っています。
その結果、
「何となく自分の思いとは違う気がするけれど、
黙っていた方が良さそうだなぁ…」
と本音をしまい込むことになります。
これが続くと、
対話というより、
「相手の考えや意見に合わせる時間」
になってしまうのではないかと
個人的には危惧しています。
3. 聴いてもらえていない気持ちが残る
断定とクローズドクエスチョンが
多い会話は、無意識のうちに
・結論が先にある
・確認のための質問が中心
・同意を集める流れ
になりやすいものです。
すると聞き手は次第に、
「私の話で何かが変わることはなさそう…」
「意見を聞かれているけれど、言ったら否定されそう…」
と感じるようになります。
人は、自分の言葉が
受けとめてもらえないと感じると、
次第に疲れてしまいます。
余白が、会話を楽にする
窮屈さの正体をまとめると、
考える余白が少ない
選べる幅が狭い
聞いてもらったという気持ちを感じにくい
この3つが重なった状態だと
私なりに感じています。
断定表現が悪いわけではありません。
クローズドクエスチョンを
使ってはいけないわけでもありません。
迅速な意思決定が求められる場では重要なときもあります。
ただ、
「私はこう思っていますが…」
「よかったら教えてください♪」
そんな一言を添えるだけで、
会話には呼吸・間が戻ります。
考える時間、迷う時間を
手放さない・そして奪わない。
一時の正しさよりも、やわらかさ。
迅速な答えよりも、行ったり来たり。
少し余白を残すだけで、
人とのやり取りは、
ずっと自然になるものです。
おけいさんなりの言い換え例
★ビフォー
・「この方法が一番いいです。そう思いませんか?」
・「この案で問題ないですよね?」
・「要するに、原因はここですよね?」
☆アフター
・「私はこの方法が合っていると感じていますが、どう感じますか?」
・「この案について、気になるところがあれば教えてもらえるとうれしいです」
・「私はここが気になっていますが、皆さんはどうですか?」
使えるところから
使ってもらえると嬉しいです (*^^*)

