Grandma’s column : Beside you No.11

こんにちは♪ インストラクターの「おけいさん」こと土橋桂子です。

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70歳を越えたおけいさんが皆さんにお届けするコラムです。
その名も『Grandma’s column:Beside you♪』(ばあばのコラム:あなたの味方)
どうしてタイトルが英語かというと、おけいさんは緑色のフクロウさんと一緒に英語の勉強をしているからです。まぁボケ防止ですけどね(^^♪
月に二回のペースでお届けしますので、お読み頂けると嬉しいです

「直接、言ってください!」が教えてくれること

先日、こんな出来事がありました。

役員を務めている、とある団体の会議のため、会場の鍵を借りに行ったときのことです。

スタッフの方から「Aさんに○○日の会議に出るか聞いてもらえますか?」と頼まれました。

(私はその夜、Aさんに会うことになっていました。)

少し急いでいたこともあり、「はい!」と軽く引き受け、そのままAさんに伝えました。

するとAさんは少し不思議そうに、「どうしてそんなことを聞くんでしょう?」と・・・。

私はうまく答えられず、「さあ…? Aさんから電話してみてください」と返すしかありませんでした。

そのとき、Aさんがぽつりとつぶやいたのです。「直接、電話してくれれば済む話なのに…」

直接・・・

その一言に、私はハッとしました。

確かにその通りです。私の伝言は、俗にいう“子どものおつかい”にもなっていません。

むしろ、余計な疑問や小さな不安を生んでしまったように感じ、伝言を引き受けたことを後悔しました。

「ついでの一言」が生みだすズレ

このようなやり取り、仕事でも日常でも意外と多いような気がします。

「会ったついでに」「手が空いていそうだから」と、軽い気持ちで「○○さんに伝えておいて」と頼んでしまう。

頼まれた側も、何も考えずに、あるいは断りきれずに引き受けてしまいます。

けれど、その“ついで”が、実は小さなズレを生むことがあるんです。

伝言だとどうしても言葉が削られたり、ニュアンスが変わってしまったりします。

さらに、伝言を受け取る側は「どうして本人に直接聞かないんだろう? 聞いてくれればいいのに…」「私に直接言いにくいのかな?」と違和感を覚えてしまったり、誤解を抱かせたりすることもあるものです。

コミュニケーションは、ちょっとしたズレで温度が変わります。

だからこそ、「誰が誰に伝えるのか」は、とても大切だとあらためて思っています。

「直接言ってください」は冷たい言葉?

では、もし頼まれたときに「直接言ってください」と返したらどうでしょう。

少し勇気がいりますね。場合によっては、冷たく感じられるかもしれません。

けれど良く考えてみると、この言葉にはやさしさが含まれていると私は思うのです。

なぜなら…

  • 当事者同士で正確に伝え合うことができる
  • 誤解や行き違いを防ぐことができる
  • 間に入る人の負担を減らすことができる
  • など、『かえって良かった♪』になるための配慮があるからです。

    「直接言ってください」は突き放す言葉ではなく、「より良い関係を大切にしましょう」という投げかけなのかもしれません。

    届ける

    新入社員や若手にこそ持ってほしい小さな勇気

    職場の場合だと、頼まれごとはさらに断りにくくなると思いませんか?

    上下関係があると、断りにくさは格段にアップします。

    「嫌われたくない」「感じが悪いと思われたくない」そんな気持ちがよぎることでしょう。

    けれど、すべてを引き受けることが良いコミュニケーションとは限りません。

    そんなときは、一呼吸おいて、笑顔で、

    「私からだと正確にお伝えできないかもしれないので、直接お願いできますか?」と。

    ドキドキするかもしれませんが、こう言葉にしてみてはどうでしょう。

    「直接」がつくる安心感

    人は、顔を見て、声を聞いて、やり取りをすることで安心感が増します。

    電話をしたり、会いにいったり。

    少し手間がかかるように思えるのが「直接のやり取り」かもしれません。

    しかし、実は信頼を育てる近道なのだと私は感じています。

    「直接、電話してくれれば済む話なのに…」という言葉の中には、相手を大切に思うやさしさが息づいています。

    直接伝えるための、ちょっとひと手間、意識してみませんか?

    今日も読んでいただきありがとうございました。