Grandma’s column : Beside you No.15

味方塾コラム Beside you

こんにちは♪ インストラクターの「おけいさん」こと土橋桂子です。
70歳を越えたおけいさんが皆さんにお届けするコラムです。
その名も『Grandma’s column:Beside you♪』(ばあばのコラム:あなたの味方)
どうしてタイトルが英語かというと、おけいさんは緑色のフクロウさんと一緒に英語の勉強をしているからです。まぁボケ防止ですけどね(^^♪
月に二回のペースでお届けしますので、お読み頂けると嬉しいです。

期待を手放すと、心は少し軽くなる

今年、私は年女。72歳になりました。
今回は、コラムNo.9の「おけいさんの長いつぶやき」の第二弾。
今の私が大切にしていることをお話ししたいと思います。

私にとって次の人生のマイルストーンは、80歳の傘寿でしょうか。
その日を元気に迎えるための、心の在り方として意識していること。
その一つが、「期待を手放す」ということです。

人は誰でも期待しながら生きている

私たちは毎日、たくさんの人と関わりながら暮らしています。
子どもにはこう育ってほしい。
パートナーには分かってほしい。
親には元気でいてほしい。
友人には連絡を返してほしい。
職場では認めてほしい。

意識しているかどうかは別として、人は誰でも、誰かに期待を抱きながら生きています。
それは決して悪いことではありません。人として自然なことです。

期待どおりになれば、うれしくなります。
けれど、期待したことがかなわなかったときはどうでしょう。
「どうして言うことを聞かないの」
「どうして分かってくれないの」
「なんで連絡くれないの」
「なぜ私の意見が通らないの」

「せっかくなのに」「なんで?」「どうして?」

そんな思いが積み重なると、不満や不安が少しずつ膨らんでしまいます。
「期待は、不安や不満の種になりやすい!」私は、そう思っています。

「期待をかけながら、(無自覚に)不安や不安を育てている」そんなこと皆さんにもないでしょうか?

期待をかけながら不安を育てる

まずは自分が自分の期待に応える

以前のコラムでも書きましたが、高齢になるにつれ、社会とのつながりは次第に狭くなり、人間関係も変化していきます。
パートナーや仲の良い友人との別れ。子どもや孫の自立。
物理的に会う人の数が減り、頼れる人も少しずつ変わっていきます。
それは、期待に応えてくれる相手も、少なくなっていくということかもしれません。

このように書いてきたからといって、「誰にも期待するな」と言いたいわけではありません。
私が心がけているのは、「他者に期待する前に、まずは自分で自分の期待に応える」ということです。

『誰も一緒に行ってくれないから、見たい映画に行けない』という不満は、決して持ちません。
なぜなら、『見たい映画は一人で見に行けば良い』だけの話だからです。

誰かに満たしてもらうことばかり考えるのではなく、自分でできることは自分で満たす。
そう意識するようになってから、心の動きがかなり安定してきたと感じています。

「おいしい」の一言を期待しない

よくある例でお話しします。
『食事の用意をしてもおいしいと言ってくれない』との不満をたびたび耳にします。
「せっかく作ったんだから、おいしいと言ってほしい」と期待することは、人として自然です。

かつての私もそうでした。(夫は昔から味の感想をよく伝えてくれるタイプです)
でも今は違います。「おいしいと言ってほしい」という夫への期待は、ほぼ手放しています。

私自身が「おいしい♪ 食べたいな♪」と思えるものを作り、自分がおいしいと感じられたら、それで十分満足(^^♪

私が夫に『味どう?』と聞くのは、自分でもなんとなく味付けが決まらないと思うとき。
もし夫が「おいしいよ」と言ってくれたら、予想外の喜びとして素直に受け取ります。
だからこそ「ありがとう」と笑顔になれます。

予想外が大切です、おいしいまでが一連の流れになるとおいしいといってもらうが期待になり、それがないと不満になってしまう。
仕事でも同じではないでしょうか?明確に伝えていないが、期待の中にあると、それが実施されないと、気が利かない、優先度を下げられた、いい加減な仕事をするなぁというのはそういうことが重なっているのかもしれません。「やってほしいことは明確に伝える、そうでないことでやってもらえたら予想外として喜ぶ」こう思えたら自分がちょっとだけ楽かもしれないですね。

心の満足度は自分で上げられる

期待を手放すことは、他者との関係づくりをあきらめることではありません。
自分の幸せを、他人任せにしないということです。

私自身の生き方のテーマ。
自分のご機嫌は自分で取る。自分の満足度は自分で上げる。

72歳になった今、人生の終盤をかなり意識するようになりました。
だからこそ、一日一日を穏やかな気持ちで過ごしたいと思っています。

そのために、他者への期待を少しずつ手放してみる。
その分だけ、心には余裕が生まれます。
すると、思いがけない喜びに出会えたとき、その幸せは何倍にも膨らみます。

手放す

そんな毎日を重ねながら、80歳の傘寿を笑顔で迎えられたらいいなと思っています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。