こんにちは♪ インストラクターの「おけいさん」こと土橋桂子です。

70歳を越えたおけいさんが皆さんにお届けするコラムです。
その名も『Grandma’s column:Beside you♪』(ばあばのコラム:あなたの味方)
どうしてタイトルが英語かというと、
おけいさんは緑色のフクロウさんと一緒に英語の勉強をしているからです。まぁボケ防止ですけどね(^^♪
月に2回のペースでお届けしますので、お読み頂けると嬉しいです
言葉は、思っている以上に力を持っています
「言葉は人の心だけでなく、自分自身の姿勢もつくる」
70年余り生きてきて、しみじみ感じています。
同じ出来事を語っているのに、選ぶ言葉ひとつで、場の空気が和らいだり、逆に重くなったりする。
このことは年齢を重ねるほど、実感する機会が増えています。
忙しい毎日の中では、つい無意識に言葉を使ってしまいがちです。
けれど、少し立ち止まって言葉を選ぶだけで、周囲との関係は驚くほど変わっていきます。
日本の文化に根づく「謙譲の美徳」
日本には、昔から「謙虚であることは美しい」という価値観があります。
出しゃばらず、自分を低く表現し、相手を立てる。
これは人間関係を円滑にし、争いを避けてきた日本ならではの文化の一つです。
私自身も、若い頃は「いえいえ、私なんて」「まだまだです」と口にすることが礼儀だと思ってきました。
この謙譲の姿勢そのものは、今でも尊いものだと思っています。
謙虚さが「自己卑下」に変わるとき
ただ一方で、この美徳が行き過ぎると、自分を必要以上に下げてしまうことがあります。
そしてそれが習慣になると、自分でも気づかないうちに「私はたいしたことがない」「周りに迷惑をかける存在だ」
という前提で話すようになりがちです。
だからこそ少し立ち止まって、言葉を選ぶだけで印象が大きく変わります。
日々の暮らしの中でよく耳にする会話の例をご紹介します。
事例①職場内での会話
Aさん「皆さんにご迷惑をお掛けしながら、何とかやっていまして…」
Bさん「皆さんに見守っていただきながら、何とかやっていまして…」
二人の状況は同じです。ところが、Aさんの言い方だと申し訳なさが前に出て、
聞く側も「そんなに大変なの?」と重くとらえてしまうかもしれません。
一方でBさんの言い方だと、周囲への感謝が伝わり、聞く人の気持ちも自然と温かくなります。
事例②プライベートについての会話
家庭内に関する表現でも同じことが起こります。
Aさん「家事は手抜きです」
Bさん「家事はポイントを絞っています」
Aさんの言い方だと、なんとなく自分を責める響きを受けとってしまいます。
Bさんの言い方だと、なんとなく工夫している様子が浮かび、聞く側も納得しやすくなるような気がしています。
この“なんとなく”が大きな意味を持っています。
実はこのBさんは私です。数年前から私の辞書には“手抜き”という言葉はありません!
年末や年度末など忙しい時期になると耳にする機会が増える『家事が手抜きになって!』という表現。
その度に『ポイントを絞るですよね♪』とニッコリ笑って、相手の言葉を上書きしています(^^♪
前向きな言葉は、自分を支える
肯定的な言葉選びは、相手のためだけではありません。
何よりも影響を受けるのは、自分自身です。
「迷惑をかけている」と言い続ければ、心は次第に縮こまっていきます。
「支えてもらっている」と言えば、感謝と安心が残ります。
どちらも謙虚さを含んでいますが、心に残る感覚は大きく違います。
自分の味方になるために♪
無理に明るく前向きに振る舞う必要はありません。
ただ、「自分を下げすぎていないかな…」と一度立ち止まってみるだけで十分です。
「謙譲の美徳」という文化を尊重しながらも、自分を必要以上に卑下しない。
そのバランスが、これからの大人のコミュニケーションには求められているように思います。
言葉選びを少し変えるだけで、周囲との関係も、自分へのまなざしも、やさしくなります。
ぜひ試してみてください。
日々繰り返される言葉かけ。あなたは相手に、そして自分にどんな言葉かけを積み重ねますか?

☆おまけ
昨年末に味方塾インストラクターの有志で、ちょっとした会を持ちました。
そこでインストラクターのU子ちゃんが選んだ言葉が【望年会】
忘年会ではなく【望年会】 私の辞書に新しい言葉が1つ増えました♪

