こんにちは♪ インストラクターの「おけいさん」こと土橋桂子です。

70歳を越えたおけいさんが皆さんにお届けするコラムです。
その名も『Grandma’s column:Beside you♪』(ばあばのコラム:あなたの味方)
どうしてタイトルが英語かというと、
おけいさんは緑色のフクロウさんと一緒に英語の勉強をしているからです。
まぁボケ防止ですけどね(^^♪
月に二回のペースでお届けしますので、
お読み頂けると嬉しいです
人は忘れるもの、勘違いをするものという前提
今日は我が家のちょっとしたルールの話から。
我が家は70代入りたての夫婦二人暮らしです。
長く一緒に暮らしてきた夫婦ですが、
年齢を重ねるにつれて変わったこともたくさんあります。
代表的なものが「記憶力への自信」です。
人の名前がすぐに出てこない、
約束した日時があやふやになる。
そんなことが増えてきた60代半ば、
私たちはあるルールを決めました。
「言った言わないの争いはしない!」
とてもシンプルですが、
今の我が家には欠かせない大切な決まりごとです。
「言った言わない論争」は、むなしい

夫婦の会話でよく起きがちなのが、
「それ、前に言ったよ」「いや、聞いていない」
というやり取りです。きっと読んでいてうちもだ・・・と思った方もいるのでは?
若い頃なら笑って済んだかもしれません。
でも年齢を重ねると、
そこに感情や良く分からない意地のようなものが乗りやすくなります。
やっかいです。
「忘れた?」「ちゃんと聞いてなかったでしょ?」
「絶対に言ったからね…!」
こんな言葉が出始めると、
話の本題はどこかへ行ってしまいます。
残るのは、後味の悪さだけ。
お互いに自分の記憶があいまいなのに、
どちらが正しいかを決めようとする。
これほどむなしい争いはないと思いませんか?
時間も労力ももったいない!
ということで登場した我が家のルールが、
「言った言わないの争いはしない!」です。
もちろん今でも、
「言った言わない」になりそうな場面はあります。
そんなとき、私はこう言います。
「やめよう。言った言わないの争いはしないって決めたじゃん」
この一言で、不思議と空気が変わります。
どちらかが勝つ必要はない!と立ち止まれるのです。
相手を責める前に、
自分も完璧ではないと思い出せる。
言葉の力は大きいですね。
ルールを支える、ちょっとした工夫
ルールだけに頼らず、続けるための工夫も必要です。
我が家では、スマホのアプリで
それぞれのスケジュールを共有しています。
病院の予定、外出の約束、オンラインのMTGなどを入れることで、
お互いの“うっかり”を防ぐことができます。
さらに、大切なことは紙に書いて貼り出します。
居間には小さな掲示板があり、そこが情報の集まる場所です。
目に見える形にすることで、
「言った」「聞いていない」が減りました。
職場での例:引き継ぎで起きる「そんな話、聞いてない」

ある職場では、担当替えのたびにトラブルが起きていました。
「前任者から聞いていない」
「説明したはずなんだけど」
そこで1つのルールを決めました。
「引き継ぎは必ずチェックリストを使う」というルールです。
口頭説明をしながら、項目にチェックを入れていく。
終わったら二人で確認し、
「ここまでは共有済み」と合意し署名します。
このルールができてから、
言い争いが減ったのは明らかです。
それだけでなく、トラブルが起きた場合も、
「聞いていない」ではなく、
「リストに載っていなかったね」
「リストをバージョンアップしよう」と、
改善のために話が前向きに進むようになりました。
小さな優しいルール=心地よさ
どちらの事例も、
誰かの能力不足を責めるものではありません。
「人は忘れる」「勘違いする」ことを前提にした、
やさしいルールです。
家庭でも、職場でも、
小さな決めごとで、
コミュニケーションが快適になることは良くあります。
相手を変えるのではなく、仕組みを変える。
これが、長く続く関係には大切なのだと思います。
完璧な記憶や理解を求めるより、
「どうしたらお互いが楽になるか」を考える。
味方になるための考え方の一つだと、<実感しています。

